要旨
安くバランス接続したい
目次
- 要旨
- 目次
- 選び方:何で聞くか、どういう場所で聞くか、繋ぐのはイヤホンかヘッドホンか
- 4.4mm、2.5mm、3.5mmなどバランス接続の規格の違いについて
- スペックにあるDSDって何?
- USBアダプターでバランス接続するならiBasso AudioDC01がおすすめ
- iBasso Audio DC04【4.4mm】
- Lotoo PAW S1【4.4mm】
- Bluetoothミニアンプでバランス接続するならShanling UP4かFiiO BTR5がおすすめ
- Shanling UP4【2.5mm】
- FiiO BTR5【2.5mm】
- Fiio BTR3K【2.5mm】
- Earstudio ES100 mk2【2.5mm】
- Astell&Kern AK-XB10【2.5mm】
- ポタアン(ポータブルアンプ)でバランス接続するならFiiO Q1 MarkⅡかhip-dacがおすすめ
- FiiO Q1 MarkⅡ【2.5mm】
- FiiO Q3【2.5mm/4.4mm】
- iFi hip-dac【4.4mm】
- Sabaj Da3【2.5mm】
- S.M.S.L IQ【2.5mm】
- Oriolus1795
- Fiio Q5s with AM3E
- Little Bear B4-X
- 3万円以上のバランス接続出来るポタアン
- DAPでバランス接続するならHiby R3 ProかHidiz AP80 Proがおすすめ
- ONKYO rubato DP-S1【2.5mm】
- Hiby R3 Pro【2.5mm】
- Hidiz AP80 Pro【2.5mm】
- Cayin N5【2.5mm】
- Zishan T1 (デュアル AK4493EQ)/Zishan DSDs (デュアル AK4497)【2.5mm】
- F.Audio XS03【3.5mmバランス】
- 据え置きアンプでバランス接続するならFiiOK3かZENDAC
- iFi ZEN DAC【4.4mm】
- FiiO K3【2.5mm】
- loxjie P20【XLR端子】
- 音質とDACチップ
- 結論
- 値段最優先ならDC01かshanling UP4がおすすめ
- 使い勝手の良さならFiiO BTR5 か Hiby R3 Proがおすすめ
- ヘッドホンも鳴らしたいならZEN DACがおすすめ
- 鳴りにくいヘッドホンを鳴らしたい→loxjie P20
- XLR端子で接続したい→loxjie p20
- 関連記事はこちら
選び方:何で聞くか、どういう場所で聞くか、繋ぐのはイヤホンかヘッドホンか
バランスに限らず、デジタルの音楽機器、特にポータブルなものを買うときには事前に想像力を働かせることが重要です。
私がまず気にするのは、バッテリー・充電・充電ケーブルの問題です。充電が出来ない場所でスマホが電池切れになってしまうと困る訳ですし、充電が出来るとしても、いくらコンパクトな機器でも、自分が持っているスマホと充電端子が違えば、その機器のために別途ケーブルを持ち歩くはめになります。
次は重さです。極端な話し、ipod shuffleは多くの方がポケットに入れていたわけで、常時携帯出来る重さというのが人(と服装)によってありますから、近い重さのものを手近で探してみて、本当に毎日持ち運んだり出来るか、考えてみるべきです。
実際上困る人はあまりいないと思いますが、イヤホンやヘッドホンに必要な出力というものもあります。高級ヘッドホンや高級イヤホンの場合、事前に調べておくことでがっかりを減らすことが出来ます。こんなサイトがあるのでお知らせしておきます。もっとも、高級イヤホンを持ってる人なんかはそれなりのDAPをすでに使っているはずでしょうが……。
4.4mm、2.5mm、3.5mmなどバランス接続の規格の違いについて
ポータブル用のバランス接続の端子は主に2.5mm 4極と4.4mm 5極があります。(よりマイナーな端子として3.5mmバランス4極というものもあります)ヘッドホン、そしてスピーカー用途のXLR端子なども存在しますが、安くバランス接続に入門しようという場合にはちょっと別かなと。
4.4mm 5極は日本メーカー発信の比較的新しい規格です。
ヘッドホンのバランス端子がついに統一? JEITAが規格化「5極φ4.4mmプラグ」の詳細を聞く (1/4) - PHILE WEB
日本のもの、新しい機器(ここでは値段上扱っていませんが、ソニーのハイエンドDAPとかFiioM11とかDX160とかです)は4.4mm 5極対応のものもありますが、基本的にはポータブルユースだとまだまだ2.5mm 4極が多いと思います。
ここまでしつこいぐらいに書いてきましたが、4.4は5極で、2.5mmは4極となっています。本当にこれは相互変換出来るのか?というのを私も疑問に思っていたのですが
「基本的にはGNDはプレーヤーとヘッドホンアンプ間の接続に使っていただく際に必要となります。ヘッドホンとバランス接続する際にはGND端子は必要ありません」。
こちらを見て疑問が氷解しました。(5極なのでpentaconという言い方もあります)
さらに、信頼出来るメーカー(FiioやCayin)の比較的お安い変換アダプターが存在します。
私が使ってるのはCayinのアダプターです。卓上でDACとして使っているものに挿しっぱなしだからです(が、外に持ちあるくなら上みたいにケーブル部がある方が使いやすい感じもします。アダプターだとまるごと抜けそうなので)
ということで、4.4の端子か2.5の端子か、というのは、ある程度は気にせず(といっても手元のケーブルなんかと揃えないと追加購入が必要になりますが)始めることが出来ると思います。
ただし、XLR端子となると1本にせよ2本にせよかなり面倒にはなるので気にしておいた方がいいとは思います。一応安価でバランス対応機器ということで、XLR5極端子のアンプP20を紹介していますが、それなりの環境がある人以外であれば、4.4mmのzen DACあたりのほうが使いやすいと思います。
スペックにあるDSDって何?
バランス接続と直接の関係はないです。いわゆるハイレゾ的な概念に似ていますが、バランス接続対応機器は音にこだわりのあるマニア向けなので、バランス接続対応と同時に、より高音質な表現が可能であるとされるDSDに対応していることが多いだけです。自分でDSD音源を持っていなければ本来関係ないところですが
無料のfoobar2000で音源をハイレゾにアップサンプリングしてDSD256で聞く方法(いわゆるニセレゾ) - gannenの3文以内にまとめる日記
実はソフトウェアでアップグレードしてしまう方法もあります。ご興味があればご覧ください。
USBアダプターでバランス接続するならiBasso AudioDC01がおすすめ
手軽にやってみたいというなら値段的には最安のDC01がまず選択肢に入ってくると思います。ただし、TYPE C端子なので、type C端子搭載のandroid端末に限られてしまいます。うまくいかなさそうな方は次の項目のbluetoothのミニアンプを検討するのがいいと思います。
また、アダプター式のアンプは充電口を塞いでしまうので、思っていたほど便利でないということもあるので、買う前に想像力を働かせることが必要です。
iBasso Audio DC04【4.4mm】
アダプター形式でバランス接続が出来るというのは、調べた中では唯一ですし、最安かつもっとも手軽だと思われます。ただ、私の経験上、電池の減りなどは凄いと思われるので、常用がはまるのは特殊な環境だと思います
というのは、最近のスマホは充電端子が少ないので、こういうアダプターを刺してしまうと、並行で充電は出来ないからです。
向いている人としては
- スマホをQi非接触充電器の上にいつも置いている、みたいな人(充電しながら聞ける)
- 通勤時間が短くて、その間だけ手軽に聞きたいからちょっと刺しておこう、という人(充電が減って困るほどではない)
- PCからUSBで指すけどアンプを置くほどのことはしたくない人(会社PCとか、PC周りにはあまりスペースがないとか)
などがいると思います。
Lotoo PAW S1【4.4mm】
66mm x 22mm x 13mm
価格.com - INFOMEDIA Lotoo PAW S1 (USB-C) 価格比較
まだamazonまで来ていませんが、スティック型のアンプが出るようです。アダプターと呼べるサイズなので紹介しておきます。
それなりのサイズなので4.4mm対応ですね(しかもシングルエンドと両方使えます)。この値段なら私としてはDAPでいいのではと思ってしまいますが、iphoneとも繋げるようですし、独立したミニアンプにこだわる方は選択肢に入ってくると思います。
Bluetoothミニアンプでバランス接続するならShanling UP4かFiiO BTR5がおすすめ
Bluetooth系は、スマホでもともと音楽を聞いていたという人にはかなり本命の選択肢です。ただし、接続性が悪いと話しにならないこと、あとは充電がどの程度もつかということを考えた方がいいと思います。(極端ですが、朝から晩まで音楽を聞きたい、という人向けの選択肢にはなりづらいと思います)
接続性については、レビューをきっちり見て信じるしかないところもありますが、FiiO BTR5 と SHANLING UP4はチップも同じで、価格も20ドルと変わらないので「FiiO BTR5 SHANLING UP4 」で検索すると比較記事がたくさん出てきますから、じっくり比較して購入を決めることも出来ると思います。
音質についてもチップが同じなので近いかと思いきや、DACとして使った場合異なるようなので注意です。DACとしては、いわゆるハイレゾ志向の(ファイルサイズが通常より大きい音源をもっているOR聞ける環境にある)場合、FiiOBTR5が有利です。有線接続時により音質よく聞けるのはBTR5だからです。
個人的には音量ダイアルが物理的なもの(回せるもの)かデジタルしかないか、というのはかなり大きな差になります。例えばアルバムを前から聞いていくような形ならさほど問題はないと思いますが、次々といろんな曲をシャッフルできくとか、極端な場合youtubeの配信を切り替えたりするときにもそのまま使いたいという場合、音量変更はかなり頻繁におきます。個人的には物理ダイアルがあるほうが好きです。ただ、物理ダイアルがついていると、移動中に動いてしまう恐れというのもあります。
Shanling UP4【2.5mm】
DC 01は色々制約があると思いますが、一番現実的かつ安い手段はUP4だと思います。
bluetoothで飛ばしつつ、接続は2.5mmバランスという形です。
USBで優先で接続してDACとしても使えますから、普段はPCにDACとして繋いでておいて、持ち出すときにパット持っていけば充電もされているし、そのまま使えるという良さもありますね
Shangling UP4のスペック
端子 3.5mm/2.5mm
電池容量 550mAh
出力 91mW(32Ω):シングルエンド 160mW(32Ω)
I've recently learned, directly from Shanling on an audio forum that the UP4 (as I've noted now below within the review) ONLY supports up to 16bit/48kHz audio resolution over PCM when used in USB-DAC mode due to a USB hardware limitation in the construction of the UP4.
との報告がamazonにあり、dacモードでは16bit/48kHzまでしか使えないということのようです。この点を気にするなら、次のBTR5を選ぶべきですね。
FiiO BTR5【2.5mm】
Fiio BTR5はもっていないのですが、M6はもってまして、DACとしての性能など大変安定してますのでFiio製品は私は信頼しています。ドライバーのクオリティ
FiiO BTR5のスペック
32bit/384kHzまでのPCMのほか、DSD256までのDSDネイティブ再生を可能とするUSB DAC
出力 3.5mm シングルエンド: 80mW+80mW以上
2.5mm バランス: 240mW+240mW以上
内蔵バッテリー容量 550mAh
Fiio BTR3K【2.5mm】
BTR3ではなくて、その後継機なので注意です。BTR5よりわずかに安いです。5000円の差ですが、エントリーという意味ではその差は大きいでしょう。まだ出たばかりですが、評判がよければ、もう少し上にあげていこうと思います。
Earstudio ES100 mk2【2.5mm】
上のものに比べると少し前からある機種で、メーカーとしては私はあんまり知らなかったのですが、かなり評判はいいですね。bluetohhtもaptX HDまで対応しているので古いとはいえほとんど困ることはないスペックなんじゃないかと思います。
Astell&Kern AK-XB10【2.5mm】
SoftBank SELECTION ワイヤレスヘッドホンアンプ Astell&Kern for SoftBankSELECTION XHA-9000 SB-XB10-BTHA
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: エレクトロニクス
見た目に反して実は胸ポケットに入るぐらいのサイズで、メーカー名も定評あるAKです。DACチップが1つなのでフルバランスではないとは思いますが……。
USB DAC機能もないようですが、破壊的な安さです。古いものなので、usbmicrob端子など(携帯するにはケーブルは非常に重要なので、嫌な人はやめたほうがいいと思いますが)が妥協できれば、検討に値するのではないでしょうか。
bluetooth系は接続強度も重要なので、其の点については先にレビューなどをしっかり確認されることをおすすめします。(ちょっとレビューが少ないので)
ポタアン(ポータブルアンプ)でバランス接続するならFiiO Q1 MarkⅡかhip-dacがおすすめ
持ち歩くという選択肢も一応あるのでポータブルになっていますが、個人的にはポタアンを持つなら据え置きアンプとDAPの方がよくないかと思ってしまいます。
とにかく電源に余裕がありかつ、置きっぱなしにしない状況であれば、ありなのかな、と思います。
実際据え置きアンプで安いものに比べても選択肢が広いので、据え置き機と比べて値段やスペックに魅力を感じるならありだと思います。(DSD512対応なんかはこの価格じゃないとないので)
FiiO Q1 MarkⅡ【2.5mm】
最大で384kHz / 32bitのPCMデータおよび11.2MHzのDSDデータ
11.2MHz(DSD256)ですね。DAPなどでも定評のあるFiiO製品なので安心して買えるとは思います。入力がmicro usbなのはちょっと今風ではないかもしれませんが、micro USBロングデータケーブル/Lightning-to-micro USBショートケーブルも最初から付属しているので、実際困ることはあまりなさそうです。
FiiO Q3【2.5mm/4.4mm】
FiiO、バランス出力&THX AAA採用のポータブルUSB DAC「Q3」 - AV Watch
流行りのTHX AAA採用のポタアンが出るようです。価格は2万円ほどなので、新しいバランス接続対応アンプの選択肢の筆頭になるかもしれません。(ただし、THX AAAは私の記憶ではフルバランスにはこだわってないみたいな感じだった記憶があるので、その辺シビアに考える人は他のものも検討したほうがいいかもしれないです)
iFi hip-dac【4.4mm】
iFi audioのポタアン「hip dac」のテクニカルノートが公開。「iFi全部載せ」の技術詳細を解説 (1/3) - PHILE WEB
これによって「hip dac」は、DSD256/DXD384/PCM384kHzまでのデジタル・コンテンツをネイティヴでサポートし
ZEN DACでも紹介しますが、ifiはイギリスのポータブルオーディオ~据え置きのコンパクトオーディオ分野では新興メーカーながら定評のあるメーカーと思います。公式サイト。最近はバランス接続にもいち早く対応していて、つい最近もPro iDSDの端子を2.5mm4極から、4.4mm5極にバージョンアップした製品を出していました。
Sabaj Da3【2.5mm】
Sabajも評判のいいメーカーですが、FiiOやiFiに比べるとまだ知名度は低いですし、Da3のレビューは上2つに比べると少し少ないかもしれないです。DSD512対応はこれとs.m.s.l. iqの2つだけなので珍しいのでもったいないところですが……。
hipdacはたまたま4.4mmでしたが、こういう新しいメーカーはまだたいてい2.5mm対応が多いです。
S.M.S.L IQ【2.5mm】
S.M.S.L自体もアンプなんかでかなり有名な会社ですが、このIQという機種の評判をあまり見たことがないので、ちょっと下の方に掲載しました。
これもDSD512対応ということですね。この価格帯ではどういう手段であれこの2つだけだと思います(といっても一覧してみて逆に言えばこの価格帯でもだいたいdsd256ぐらいまでは対応しているのがすごいですが……)
Oriolus1795
イヤホンのFinschiとかForsteniで有名なOriolus がbluetoothレシーバーを出してましたので一応紹介してきますが、3万円超えちゃいますね。輸入だとギリギリ3万円切るぐらいなので一応ということで一つ
Fiio Q5s with AM3E
ポタアンでかつアンプモジュール交換式といえばFiiOのQ5sですが、Q5sとバランスモジュールを購入すると3万円でも収まりません。が、一応比較対象として置いておきます。
Little Bear B4-X
これもマニアックで、この値段で真空管のポタアンです。真空管2つ入ってるみたいなので、中身も一応フルバランスなのかなと(あくまで私の想像です)
バランス接続のメリットでノイズ軽減とかがあるのに、歪みが大きくなる真空管を使うとは…という感じで、相当なゲテモノですが、一応紹介しておきます。
3万円以上のバランス接続出来るポタアン
以下記事で3万円にこだわらずポタアンをまとめています。
DAPでバランス接続するならHiby R3 ProかHidiz AP80 Proがおすすめ
本来はDAPでバランス接続するとなるとミドルクラス以上でしょうが、最近のバランス接続の流行から、2万円程度の廉価なDAPでもバランス端子を搭載しているものが登場しています。個人的にはbluetoothアダプターよりDAPを買ってしまうのがおすすめです。ただ、端子については4.4mmではなく2.5mmが依然として主流のようです。これは端子自体の大きさから、DAPの厚みに関わってくるからでしょう。4.4mmのケーブルが主体という人は、変換アダプタをつけたりしないといけないので、その煩雑さも念頭に入れる必要があるだろうと思います。
3万円以下でバランスとなると中華だろうと私も思っていたのですが、実はこのエリアには国産機がありました。ONKYOのrubatoです。安心を求めるならこれかも……
ONKYO rubato DP-S1【2.5mm】
ハイレゾ音源は、DSDの5.6MHzまでのネイティブ再生、FLAC/WAVの192kHz/32bitまでの再生に対応
ビジュアルグランプリ2017 SUMMER ライフスタイル部会 受賞
ビジュアルグランプリ2018 SUMMER ライフスタイル分科会 金賞
DSD5.6=DSD128までというのは気持ち物足りないかもしれません。2017年発売だとポータブル用途ならこれでも最高スペックレベルだったのではとは思います。
端子は古いだけあって国産機でありながら2.5mmですが、この価格のDAPだと大抵2.5mmなので(筐体が小さいので)、ハンデではないと思います。
OSは見た感じ、スマホアプリのonkyo HFplayerに似ているようで、アップサンプリング再生の機能などもあるとのこと。価格もこなれていますし、検討の余地大だと思います。何より日本語のamazonレビューもたくさん読めますし。
Hiby R3 Pro【2.5mm】
バランス接続出来る新しめのDAPとしては最安じゃないでしょうか。
サイズ感も名刺よりも小さいぐらいで、胸ポケットに入れて使えるレベルで、これより少し大きなFiioM6を使っていたことを思い出すと、とても便利だと思います。
これより高機能なDAPは存在しますが、高機能なDAPはスマホ並にでかいので、そもそもそんなものを持ち歩けるのか、という点からこれを選ぶというのも全然ありだと思います。
HiBy R3Pro 製品詳細|R6/R3 日本国内正規輸入代理店
DSD256・PCM384/64ネイティブサポート
Hidiz AP80 Pro【2.5mm】
ついに発売になりましたね! まだ評判が固まっていないですが、値段やサイズ感は魅力です。
Hidizには実はHidizs dh1000 というポタアンもあったのですが、既にamazonでは在庫が切れています。
Cayin N5【2.5mm】
すでに2017年には後継機のN5iiが発売されていたのでかなり古い機種になってしまいますが、AMAZONで2万円代半ばで入手出来そうだったので一応ご紹介。最新はN6iiまでナンバリングが進んでいます。
Zishan T1 (デュアル AK4493EQ)/Zishan DSDs (デュアル AK4497)【2.5mm】
超がつく上級者向けなので購入リンクはなしにしますが、Zishanというメーカーがあります。操作性とか作りは荒削りですが、音作りの心臓となるチップにお金をかけているという、カタログスペック上のコスパは最強になるようなDAPを創るメーカーですね。
例えば、T1は輸入で1万円切るぐらいの価格で変えてバランス端子のある唯一無二のDAPだと思いますが、このチップのAK4493EQは
FiiO、新ポタアン「Q5s」。AK4493EQチップ左右独立搭載などで「大幅な音質向上」 - PHILE WEB
この記事のように、Q5sという5万円弱のポタアン(DAPではなくてアンプです)に使われているような高価なものです。
2万円で買えるDSDsのAK4497のデュアルに至ってはFiioの最上位機種
FiiO M11 Pro Black (FIO-M11PRO-B)デジタルオーディオプレイヤー
という8万円のDAPの心臓部と同じです(音が同じということはないはずですけど)
国内ではなくてaliexpress経由での購入になると思いますが、中華イヤホンとかで慣れていて、飛び込んで見る勇気のある方はトライしてみてもいいかもしれないです。
個人的には、DACとしてなら操作性とか関係ないので使ってみたいですけど、どうもDACとしての性能はドライバーのソフトウェア的なクオリティにもよるようなので、難しいところですね……。
ちなみに、Zishanのスレなんかを見てると、バランス接続端子の評判があまりよくありません。改造なんかをしている上級者も3.5mm主体でやっているようなので、バランス接続を求めてZishanを買うのはちょっと違うかもしれません(ハイコスパDAPではありますが)
買ったのでレビューします。噂通りバランス端子はむしろシングルエンドよりよくないぐらいの印象ですが、DAPとしては非常に素晴らしいです。
F.Audio XS03【3.5mmバランス】
Zishanよりマニアックなので一応名前だけ紹介しておきます。高級イヤホンのpassionやmajorを作っているFaudioとは違うメーカーのようです(最初は同じメーカーかと思いました)
これから減っていきそうな端子なので紹介しませんでしたが、3.5mmバランスという端子があって、主に中国系のDAPなんかで使われていました。探せば変換端子があると思いますが、それを見つけるあたりから更に上級者向けですね……。
据え置きアンプでバランス接続するならFiiOK3かZENDAC
K3とZENDACの違いがキモになると思いますが、値段に比例して、基本的にはZEN DACの方がわずかに高機能だと思います。そもそも国内価格だとK3がこなれていて結構差がありますが、海外ベースだといま20ドルも違いません。ZEN DACはヘッドホン出力だけでなく、アンプ向けの出力端子としても4.4mmを持っています(が、ケーブルは高価です)。
iFi ZEN DAC【4.4mm】
据え置き(といってもコンパクト寄りですが)で2万円切るバランスDACといえばZEN DACが定番かと思います。
hip DACと同じ会社ですね。
ZEN DACはヘッドホン出力だけでなく、アンプ向けの出力端子としても4.4mmを持っています(ケーブルが特殊&高価過ぎて別のバランス端子つきDACを書いたくなるかもしれませんが)
ZEN DAC ゼン・ダック of iFI-Audio.jp
◎フォーマット: 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz PCM 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz DSD
352.8/384KHz DXD
FiiO K3【2.5mm】
FiiO Q1とサイズ感などは近いですが、K3はバッテリーがないということで据え置き用ということです(電源と接続していないと動かないぞということですね)
最大384kHz/32bitのPCMデータおよび11.2MHzのDSDデータの再生に対応するUSB
DSDで11.2MHz.はDSD256 ですね。youtubeなどだと、これと、zen DACが比較されている動画なんかもありました。あとは小さめの据え置き期のJDS ATOM LABSとかも。
loxjie P20【XLR端子】
DAC部がない純粋なアンプですが、一応バランス対応のアンプで評判がいいものなので紹介しました。
DAC単品でバランス対応(SMSL SU-8の3万円ぐらいで最安じゃないでしょうか)というのはお安いものはほとんどないので、なるべく安くバランス接続をやってみたい……という段階で手を出すものではありませんが、お安めのDACからRCA2本で接続して、XLRケーブルで接続すれば、アンプとしてはバランス接続対応で聞けると思います。
音質とDACチップ
【DAPの良さを広め隊】DAPで見る「DACチップ」の代表的なメーカー(DAC編②) - イヤホン・ヘッドホン専門店eイヤホンのブログ
部分的にDACチップの話しをしていますが、私はまだあんまりわかっていないので、気になる方のためにeイヤホンの記事を貼っておきます。
結論
DAPというものをもっていなくて、スマホでの音楽に難儀しているならHibyR3Proはおすすめです。DACとしても使えますし。サイズが嫌でなければ、末永く使えると思います。
あくまでスマホプラスbluetoothがいい、という場合、電源・充電の問題が十分クリアできそうなら、私ならShanglingUP4より少し余裕をもたせてFiioBTR5を買おうと思います。これもDACとしてのスペックの高さがあるからです。
ポータブルでヘッドホンを使っている人で、バランスをやってみたいとすると、ケーブルの問題が出てきます。よほどの高級ヘッドホンでない限り買い直しになりそうです。以下の記事が参考になるかもしれません。
バランス接続できる3万円以下のヘッドフォン探してみた【50機種以上のバランス対応ヘッドホンリストあり】 - gannenの3文以内にまとめる日記
ただし、ポータブルのヘッドホンユーザーは普通bluetooth接続だろうと思います。
スマホ→有線→ミニアンプPRポタアン→bluetooth→ヘッドホン という流れだと音質向上するのだろうか……。スマホ→bluetooth→ミニアンプ→有線→ヘッドホン という可能性もありますよね。これは音質向上しそうな気がしますが。経験もなく、レビューも読んだことがないのでちょっとお役に立てません。すみません。
ヘッドホン据え置き派の人にとっては、この記事はあくまでお安いDAC、アンプのご紹介という感じでした。上同様ケーブルの問題がついてまわるのと、駆動力の問題もあります。この価格帯で据え置きバランス高出力なものはP20ぐらいなので、入出力がまかなえるかどうか次第でP20を考えることになろうかと。
値段最優先ならDC01かshanling UP4がおすすめ
手元に何もなくてとにかく安くということなら、
(1)typeCアンドロイドスマホが手元にあるなら
DC01(7000円)+中華イヤホン(5000円)+中華バランス対応リケーブル(2000円)
(2)スマホがない
shanling UP4(13000円)+中華イヤホン(5000円)+中華バランス対応リケーブル(2000円)
これでもお手元の環境に比べてよくなる可能性は全然あると思います。が、一般論としては、耳に近いところからお金をかけるべきとされているので、イヤホンが1万円超えてこないなら、バランス接続にトライは第一の選択肢にはならないと思います。
DAPがないのに7000円でアダプターを買うんだとしたら11000円でFiiOのM5あたりを買ってみつつ、まずはイヤホンをグレードアップしたほうが、音質はともかく音楽の体験としてはよくなるんじゃないかという感じはします
安くて評判のいい中華イヤホンについては
5000円以下の鬼コスパ中華イヤホン(BLON BL-03、kinera sif、SEMKARCH CNT01、moondrop Spaceship、CCA C10)
にベタなところをまとめています。spaceship以外はリケーブル可能です。
使い勝手の良さならFiiO BTR5 か Hiby R3 Proがおすすめ
DAPというものをもっていなくて、スマホでの音楽に難儀しているならHibyR3Proはおすすめです。DACとしても使えますし、DAPとしてもメイン機として振る舞えるだけの力があると思います。サイズ感に納得がいくかは、ipodぐらいがいいのか、shuffleがいいのか、(R3proはshuffleとipod miniのあいだぐらいのサイズですが)そのあたりの使い勝手を思い出してみるといいと思います
DAPはあるけど、Bluetoothの方が都合がいい、電源・充電の問題が十分クリアできそうなら、私ならShanglingUP4より少し余裕をもたせてFiioBTR5を買おうと思います。これもDACとしてのスペックの高さがあるからです。
ヘッドホンも鳴らしたいならZEN DACがおすすめ
K3とZEN DACは調べると比較が出てきて、両方買った人からするとZEN DACがどうも評判がいいようです。
ヘッドホンをどうするかが結構キモになると思います。
鳴りにくいヘッドホンを鳴らしたい→loxjie P20
安くて高出力なアンプとDAPを求め、出力と単位(Vrms、mW@Ω)について調べてみた - gannenの3文以内にまとめる日記
そもそもバランスにすると高出力になりますが、高出力で安価なアンプを求めているなら上の記事のように、magni heresyあたりを輸入するのも手です。最初からバランスケーブルがないとヘッドホンの場合はかなり高くついてしまいます。
XLR端子で接続したい→loxjie p20
この価格帯だと他に選択肢はありませんので。アンプ用じゃない出力端子としては4極XLR(1つ口のやつ)のようですね。
関連記事はこちら
これは実質ポータブルまとめでしたが、据え置きになると2万円代で足切りすると紹介しきれませんでしたので、もっと閾値を上げて調べた記事が以下です。
バランス接続は機器側だけでなくてヘッドホン、イヤホン側も対応が必要です。イヤホンはリケーブルさえできれば対応ですが、ヘッドホンのバランス接続については事前に調べておかないと、ハイエンドなヘッドホンでもバランス接続が出来ないことがあります。ぜひ以下記事をご参照ください。