gannenの3文以内にまとめる日記

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PCで高品質な音を聞きたい(USB DACとしてのDX160とFiio M6聴き比べ)

要旨

PCで音楽を聞くために試行錯誤した記録。DAPとしてはDX160のほうが好きだが、DACとして使うと、Fiio M6のほうが良かったという話。

目次

 

USB DACとは? 

DAC=デジタル→アナログ コンバーター(変換器)。ハイレゾだろうがストリーミングだろうがCDだろうが、現代の音源はデジタルデータのはずなので、出力前になんらかDACが入っていることになります。

 

もともと、素直にPCのイヤホン端子→DAC&AMPであるAT HA26Dにつないでいましたが、そうすると、DACの部分はwindowsというかPCの素の部分に預けることになってる、ということに気づきました。イヤホン端子を使っているのは入力端子にUSBがないためです。(これは2chで勧められてたもので、イヤホン端子だろうと通すと通さないでは雲泥の差があるのでこれを買ったこと自体に不満があるわけではないですが)

 

audio-technica D/Aコンバーター(24bit/192kHz対応)内蔵ヘッドホンアンプ AT-HA26D
 

 

USB DACというのは、USB端子→DAC→出力という変換をするための機器ですね。ただ、まだ専門の機器を買う気にはならず(なぜなら、WEBでDACで変換精度に差があるわけじゃないみたいな文字を見てしまったのと、後述しますが、サンプリングレートをどう補うかという問題であれば、ソフトウェア的に先にやってしまえばいいのではないか、と思ったからです。)

DAPを買うときに、DAC機能があるというのは知っていましたが、使ったことはなかったので、それをまず試すことにしました。

手持ちのDAPはFiio M6とibasso DX160の二種なのでそれを試しました。が、その前に、PCで音楽を聞いたことがなかったので、いくつか調べたことを。

 

DAPとしての一言感想

Fiio M6

胸ポケットに入れておける サイズ感が最高ですし、後述しますがDACとしても非常に賢いです。ただ、DACにするとDSDは扱えないですね。(中のSDカードからの再生は出来るはずです)

iBasso DX160

サイズはでかくて小さめのスマホ、iphone4ぐらいはあります。が、4.4mmのバランス接続は最高です。DACとしてはつないだだけでは動かなかったり(内部の専用プレイヤーの設定画面からモード切り替えが必要)して、あんまりDAC用にも便利だぜ!という感じではないですね。ただ、DSD126(これより上はダメでした)まではDSDネイティブで再生してくれました。

 

欲しいなと思って(いったんやめた)たUSB DAC

せっかくならUSB入力のあるDACを買うだけではなくて、ibasso DX160を使って以来バランス接続の信者なので、PCのUSBポート→DAC →バランス接続でヘッドホンなりイヤホンなりへと繋ぎたいわけです。

しかし、据え置きのでかいDACでバランス接続対応というとだいたいXLRケーブルなんですが、これは本来スピーカーにつなぐような端子なので、イヤホンはおろかヘッドホンでもケーブルの入手に困りそうです。せめて端子は2.5か4.4か3.5じゃないとケーブルが入手できないなと。

電源端子がUSBとかより別立てのほうがノイズに強そうなのと、ポータブルと据え置きで値段が同じなら据え置きの方が端子が多いので、本当は据え置きがいいんですが、据え置きで4.4mm端子とかがなかなかない。

評判がよくて安いが、XLR端子しかないので諦めたのは↓

 

 とか。(dropだともっと安いです)

 

逆に機能的に十全だけど高すぎて諦めたのは

 

 

 

こちらとしてはお試しの気分なので安いほどいいわけですが、古いものなんかだと、バランス対応でもUSB入力がなかったりします。

 

 

 

 

そうすると、同じメーカーですが、この辺りが候補にあがります。値段的にはZEN DAC優勢でしょうか、と考えて、買う寸前まで行きましたが、もってるDAPをUSB DACとして試してみようということで、いったんカートから戻すことに。

 

 

DX160とFiio M6の比較

いよいよ本題です。DACとして使うのに、M6はモードにチェックを一度入れておけば、普通のDAPとして使ったあと、さっとPCに繋げば(ドライバーさえ一度インストールしておけば)、DACとして振る舞います。本体の画面にサンプリングレートが表示されてわかりやすいです。で、こちらの音が大変好きでした。(直でつないだときとの差はわずかでしたが、WASAPIよりは違う感じが)。よく言われる音の分離の上昇を感じ、結果としてキラキラ感もましたように思えます。

 

 

対してDX160です。値段もM6よりは高めですし、バランス接続したときの音を僕は気に入ってます。(ので、DAPとしての使用はこちらがメインで、M6はホコリをかぶってました。)

 

 

まずドライバーがわかりにくく、かつPC上でASIOモードでないとサンプリングレートなどが出ません。m6より不親切であるかなと(メイン機能ではないので構いませんが)。

肝心の音質もボーカルあたりのくっきり感で私はFiio M6の方がいいと思いました。DAC間で差はないという話しだったのがいったんどういうことなのか……気の所為なのか……困ったなあというところです。

しかし、ニセレゾを調べながらもっとでかくアップサンプリング出来る(DSD512にしている人がいる)というのを見ていたので、そっちにも使うことに。結論から言えば、DSD126の音はわずかにM6よりよく聞こえました。

DSDの話に入る前に、DX160はDACとしての使い方がわかりにくかったのでリンクを。ドライバーをインストールすると、謎のソフトが出て周波数とか選べるのですが、ここは一律で44000kHz 16bz を選択せよという謎の指示、、じゃあ要らないじゃん。

 

musinltd.com

 

DX160は2つの端子で同時に音を出力出来る(2本イヤホンやヘッドホンをつなげる)

DACとしてみると結構重要な性質かもと思ったりしますが、DX160にはジャックが4.4mmと3.5mmの2つあるわけですが、同時に再生機器を繋ぐとどちらからも音が出ます。つまり、ヘッドホン2つを繋いで聴き比べをしたりとか(マニアック!)、片方はアンプに繋いだりスピーカーにつなぎつつ、片方はヘッドホン、みたいな使い方が出来るということですね。

これはちょっと事前には調べがつきにくいことかなと思ったので書いておきます。

同じDAPで音出して聴き比べとかがしやすいです。

あるいは、片側はアンプにつないでおいて(バランス出力→アンバランス(非バランス)受けは負担がかかるとどこかで見たことがあるので、シングルのアンプに繋ぐなら3.5mmの方でしょうか)、DAPにもイヤホンとか繋いでおくということも出来ます。

3つ端子があるM11とかだと3つ繋げるんですかね。

DX160は電池が減っていく/M6は充電しながら音が出せる

これは音量によるのかもしれませんが、DX160はDACとして使うと充電は基本的に減っていきます。M6は使ってるうちに100%になります。

(細かく言うと、DX160は音を出している間は減っていかないのですが、PCがスリープ状態になると減ってしまっていて、つけっぱなしにしているといつの間にか0%になっているという感じです)

DAPDACがメイン用途ではないのでケチはないですし、充電とデータ転送を兼ねないほうが、「ピュア」なのかもしれないのですが、パソコンにぽろっとつけておくDACとしてはDX160は使いにくさがあります。

 

 

追記

音飛び→DX160のファームウェアをアップデートしたところ解消(ただし通常のファームウェアアップデートだけでなく

DSD126が限界→アップデートでDSD256も鳴るように