要旨
SPXLは長期保有するものじゃない。しかし、十年に一度のバブル時には買う価値があるかも?
インデックス投資の裏をかきたいあなたへ
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この記事を見ているあなたは、インデックス投資が一番賢いということを知っていて、さらに裏をかこうとしている訳ですね。まさに、私がそうでした。
そもそもなぜ長期保有というアイディアが出るか?
長期的に考えれば spxl つまり S & P 500の3倍レバレッジをかけた ETF は、どんどん上昇していくはずで幅があっても3倍の伸びていくんだから絶対得をするはずであるっていう考え方がある
とりあえず例えば積立NISAのジュニア口座に放り込んでおこうみたいな話があるわけです
ボックス相場では下がるという話
ちょっと考えた方がいいのはまあ本当に全然下がらないのであれば当然そうなるわけですけど実際には下がった時は3倍下がるっていうことがあるわけですね
でも一般にと長期的には3倍に限らずレバレッジETF は長期的に。値段が下がっていくということの解説もまあいろんなサイトに載っていると思います。
97%になったあと、103%増えても全然取り返せないぞみたいなやつです。
まあでも大筋上昇基調だから他ならぬ(例えば日経ではなくて)SP500にしてるわけだから、その説明はそんなに納得行かないでしょう。
下げに弱いならと、更に下がりにくいヘルスケアセクターならどうか?と言ってCUREの話が出たりもする。(私も買ってますが完全にマイナスです(キッパリ))
それとは違う人生の長さの話
ただ今回この記事で強調したいのはボックス相場で減価していくっていうことではないです。米SP500が長期的にボックスかもしれない、と思ってる人は買おうとしないでしょう。
しかし、長期的に考えたとしてもまあ10年に1度みたいな単位で結構大きめの下げっていうのがあって結局その大きな下げが来ている時は引き出せないわけですね
引き出せないと言うかそこで引き出すと全然増えてませんでしたっていうことがあります。
ここで問題になるのは人生の長さです。
平均で考えると確かにまぁ人生の終わりの局面で、普通のつまり S & P 500は30年とか持っていれば必ず上がってましたっていうことで名前が上がるわけです。
感覚的な話で言えば収束するのに3倍かかるんで30年持ってれば固まるっていう話が90年もってないと必ずしもも上がってると限らないよと。
でも普通の人は、そんなに待てないでしょう。
出口戦略で失敗する可能性があるって言う点では長期保有にも基本的には向いてないものなのかなということを最近は思っています
バブル崩壊時は別
まあバブル崩壊ってかなり明らかですね、なので、そのときに買うという手はある。ただ、バブルの終わりなのかまだそこを打ってないかは分からないわけですが。
頭と尻尾はくれてやれ、であればほどほどに稼げそう、とは思います。ただ、やはり長期ではなくて、数年で売り抜ける前提ですね。
オプション取引を使ってインデックスより稼げるという話で一番信頼できそうな感じの話をされてるのはこの方ですが、原資が足りないので私にはしばらく程遠いです((泣)