こちらの記事を見ると日本語の上位10000語のうち6000語以上がほぼ同じ意味か、日本語の意味が複数あって、そのどれかが中国語と同じ、だそうである。
これは中国語ネイティブの日本語学習者向けの資料のようだ。
逆だとどうなのだろう? 中国語の上位語のうち、どの程度を日本人はすでに知っているのだろうが?
結論から言えば、登場する50%ほどの言葉は既に知っている言葉である。
気をつけてほしいのは、語彙数の50%ではない。上のは語彙数の話だ。1000文字の中国語の文章があったとして、たとえば、我 が頻度が多くて30文字登場する場合、30/1000は意味がわかる、という考え方を足していった合計のパーセントである。
まず、字形の違いについての知識は全くないとして、純粋に日本語の漢字しか知らないと置いた場合
語彙の頻度表を用いると
映画字幕(だいたい会話文に相当するだろう)51%
weibo 48%
ブログなどネット記事 48%
であった。
表記違いについて学習したとすると
映画字幕 58%
weibo 55%
ブログなどネット記事 56%
個人的に作成している例文集があるのですが
それを10覚えると
(要するに頻出の中国語特有の表現をちょっとだけ覚えるとということですね)
映画字幕 66%
weibo 60%
ブログ 60%
20にまで増やすと
映画字幕 71%
weibo 63%
ブログ 63%
30で
映画字幕 73%
weibo 65%
ブログ 64%
ま、劇的な効果が期待出来るのはこのあたりまでで
それ以後は地道に覚えていくことになるでしょうか。
第二言語学習の本を読むとわかる言葉が93%程度(理解度が7割とか)の教材をインプットに使えという話が出てきますが、これぐらいわかるのであればかなり現実的になってくるのではないでしょうか。
一応自分用のメモとして続けると
50で
映画字幕 76%
weibo 68%
ブログ 66%
126で
映画字幕 80%
weibo 72%
ブログ 70%
でした。
英語のスペリングと発音の関係はいろいろと文句を言われてはいるが( Ghoti - Wikipedia )、なんだかんだルール( Logic of English - Spelling Rules )に従ってはいる
このレベルでいいから、日中漢字の読みにも対応がほしいところである
よく知られているルールに、an、enなどは日本の読みでもンで終わる、ンで終わらない単語は、-ngとなる(日本語の読みとしてはou,ei,uuなど)
に日中語の意味の対象データベースがある。
1万語(ただし日本語側の頻出)あって、6000語は意味は同じだそうだ。概ね同じだが日本語に特殊な意味があるものまでいれると、6335語。