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abandonとabundantの違いを語源による覚え方で一生忘れない

要点

abundant(豊富な)の覚え方は、abが離れる、undが波で、「溢れる」。

abandon(捨てる)の覚え方は、a/bandonと区切られて、banは禁止するなので、「捨てる」。

abundantは結構綺麗に語源で分解出来るので、こっちをしっかり覚えておいて、abandonはどちらかといえばあまり語源に頼らず、コロケーションとかで丸暗記したほうがいいと思います。abandon one's chiled(子供を見捨てる)abandon one's hope(希望を捨てる)などです。

こうした語源によるアプローチはどんな単語でも通用します。

 

上のような語源に詳しい単語帳を使ったり(レビューでも褒められているので確認してみてください)

 

 

 

このような語源に特化した本を読んでおくと、受験でもTOEICでも何でも応用がきくので大変おすすめです。

以下の記事では他の単語や熟語、やカタカナ語などと紐づけて説明するので、しっかり読めば記憶がしっかり定着するはずです。ぜひ覚えて帰ってください。

 目次

abundantはab/und/ant

ab= 離れる・off・away

abはおなじみで、absent、abroad、abolishなどのawayやoffを表すabで、絶対覚えておくべき語源の一つです。

und=波・溢れる

undは覚えたほうがいいかどうか微妙なラインですが、abundant、surround、redundantが同源のundとなっており、いづれも「波が溢れる」イメージと関連しているので、abundantを忘れないためにも覚えておいていいと思います。surround「囲む」はsur「超える」+und「溢れる」です。水に囲まれてしまったわけです。redundant「冗長な」はre「繰り返し」とund「溢れる」ですから、やはり、abundant同様、多すぎる感じが出ています。

undはwaterと根本的には同源とのことですが、これは逆に混乱しそうです。(無理やり音と結びつけるなら、undのnを添える程度に考えて、ud ウンダ watar ウワァタ という感じの関連で覚える感じでしょうか)

ファンタジー作品(モンストなど)で出てくるウンディーネはこのund=波から来ていて、水の精霊を指します。オンディーヌなどとフランス風にいうこともあるようです。ウィンディーwindyだと風の精霊でしょうが、混同したのか語感がそちらのほうがいいと思ったのか、ウィンデイーネといった表記も見かけますが……

-ant=形容詞

antは形容詞型を創るときに(しかもラテン語型の語彙(つまり受験やTOIECにおいては単語帳の後ろの方に載っている単語です)に多いイメージですが)末尾に来ます。

特に意味があるわけではないですが、極端な話、「豊富な」と「捨てる」のどちらかであることは覚えていて、どっちがどっちかわからなくなった場合、antはpleasantとかimportantとか、significantとかbrilliant; elegant;distant、instant; dominant、reluctantとかこういう無限の形容詞の末尾の-antが横に浮かべば、「豊富な」という形容詞はabudantだと選べるはずです。

pleasnatはplease、importantはimport、とより短い単語から派生したり、-ant→-anceのような変化(importance、significance、elegance、distance)と名詞型では-anceとなることも想起出来るといいですね。

(注意としては、consultant「コンサルタント」 attedant「 アテンダント・搭乗員・参加者」のように、「人」を表す場合もあります。)

語源を把握しているとスペリングにも役立ちます。undとantはそれぞれ全然全く別ですから、unとanを混同したりすることがないよう、ab/und/antと区切って覚えるのは非常に有効です。

 

出典

 

abundant | Origin and meaning of abundant by Online Etymology Dictionary

 

abandonはa/bandon「禁止」→捨てる

bandon=ban「禁止」と関係がある

これは他の単語との組み合わせという訳にはいきません。そもそもban自体が禁止ではなくて、命令するといった意味がもとのようですが、禁止だから捨てるんだ、と大まかな関係を覚えておくしかないでしょう。

aは覚えなくてよい

aはadのdが抜けたパターンという説明とフランス語でいう英語のin(よりも意味が広い)が語源という説がありました。

前者のad-は強いて言うならatやtoが近くて付着のイメージがありますが、意味をとるのにはあまり使えない語根です。また、フランス語のaが語根として用いられるパターンは相当特殊なので、覚える必要はありません。プリン・ア・ラモードのアなんかは、このアです。

ちなみに、上で出てきた、surroundのsurは「超える」ですが、そもそもフランス語では英語のonと同じぐらい普通に使われる「~の上に」という前置詞です。「シュールなギャグ」のシュールはもともと美術用語のシュールレアリズム(超現実主義)のシュールで、もとを辿ればこのsurです。(普通のギャグを)超えちゃってるギャグ、という感じで、もとのニュアンスは残ってはいると思います。

 

出典

abandon | Search Online Etymology Dictionary

abandon - Wiktionary

wiktionaryの方は普通にad-のaとしていました。

おすすめの参考書

鉄壁は単語と熟語両方をカバーし、語源やイメージの説明などが豊富で一冊で済ましたいならおすすめです(ただし、タイトルに東大と入っているように、志望校とのレベルがあわない場合は無理をする必要はないと思います。章立てが頻度ごととかだと前の方だけ使うということも出来るのですが、テーマ別なので、そうした使い方には向きません。) 

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