要旨
格安のGPU BOXの一種であるexp gdcを使って、複数のノートPCと複数のGPUの組み合わせを実際に試しました私が、実体験を踏まえて外付けGPU(egpu)のメリット・デメリットについてまとめました。
まず、現在最新の技術を用いたThunderbolt3端子を用いた接続が可能なPCなどについて(私も最初はそれを検討したので)まとめ、そのあとexp gdcについて説明しています。
私はヘビーゲーマーではないので、使い心地の判断には自信ないです(そしてヘビーゲーマーには向かないと思います。)基本的には、買う前に調べたことのまとめなので、購入時にはリンクした実際に買っている人の反応とか、自分で調べた動作報告を確認してください)
- 要旨
- 中古ゲーミングPCは高い! しかし、ビジネスノートならハイスペックなものが安いから、それにグラボを外付け出来ればいいのでは?
- 外付けGPUとは、ノートパソコンにあとからグラフィックボードを追加する技術
- 外付けGPUのメリット・デメリット
- それでも外付けGPUをやってみたいなら、Thunderbolt3を使うのが普通
- Thunderbolt 3で外付けGPU
- TB3を挿せるノートパソコンを中古で買うとしたら?
- exp GDC という怪しい選択肢
- EXP GDCとは?
- 相性問題は本当に激しい(Thinkpad X230が手元にあればとりあえず動く可能性大)
- expresscardってなんだ?
- 古くてゲーム出来るレベルのPCなんて存在するのか?→第3~4世代i7はすごい
- そもそもゲーム出来るレベルのPCって? →CPUがPassmark7000↑ GPUが3DMarkFS6500↑
- ベンチマークについて
- 値段の目標を決める
- まとめ
- 満を持して実際の購入へ
- 他に中古を買うときに考慮したいこと
- 補遺や気づいたこと
- 関連記事はこちら
中古ゲーミングPCは高い! しかし、ビジネスノートならハイスペックなものが安いから、それにグラボを外付け出来ればいいのでは?
後述しましたが、要は
- ゲーミングPCは新品でも最低で10万円で、中古でもさほど変わらない
- ゲーミングといえる最低ラインのCPUを積んだ中古ノートは3万円前後で買える
- ならばそれに外から無理やりグラボが挿せれば安くしあがる!
- 最新の標準的な外付けグラボはThundebolt3端子を使うが、裏技として、exp gdcというガジェットが存在する
ということで、exp gdc利用について、金銭的メリットがあるのかどうか(10万円より安くゲーミング性能のあるといえるレベルになるのかどうか)検証する記事です。
実際に購入して使ってみた結果、インストールまでのトラブルシュートの記事が以下なので、exp gdcについてある程度知識のある人はこちらからお願いします
外付けGPUとは、ノートパソコンにあとからグラフィックボードを追加する技術
通常、グラフィックボード、GPUは、デスクトップパソコンの中にパーツとして内蔵されています(もしくは、自作PCの場合は、追加で購入して、マザーボード内に自分で指すことになります。)
外付けGPUは、もし十分にお金があるなら、これらより簡単に手持ちのノートパソコンのグラフィック性能をアップすることが出来る手段です。お金に糸目をつけず、かつ、あなたが最新のハイスペックなノートパソコンを持っている場合、type Cケーブルで接続するだけで、外付けGPUは動作します。
この記事の最後で紹介しようとしている、exp gdcについては、自作と同様の知識が要求されます(電源容量や設定面など)から、自作のデスクトップはちょっと無理だな……と感じている人にとっては、かなり難易度が高いと考えてよいです。
お金に限りがある場合でもyoutubeで見たパーツを買い揃えて自作デスクトップを作ったほうが、難易度・コスパいずれの面でも安全といえます。さらにそれも心配なら(お金も技術にも不安があるなら)ドスパラでGPUの入った中古PCを買ったほうが何倍も安全です。
あわよくばプラス2万円ぐらいでグラボ追加出来ないかな……という気持ちにexp gdcは応えます。確かに応えてくれますが、必要なのはexp gdc5000円とグラボ15000円(GTX1650かGTX1060)だけでなく、一定レベルの知識と、かなり古くて特殊な一部の中古パソコンです(国産メーカーだったらもうそれだけでほぼ絶望です)かなり古くて特殊な一部の中古パソコンを追加購入すると、コスパはめちゃくちゃ悪くなります(私は2台このために追加購入しています(笑))。
外付けGPUのメリット・デメリット
デスクトップのゲーミングパソコンに比べて
メリットは
- (すでに対応するノートパソコンをもっていれば)追加するにはグラボと外付けのためのガジェットの2つのみ
- グラボを外せばノートPCを持ち運ぶことが出来る(デスクトップのゲーミングPCは出来ない)
- スペースが少なくて済む
デメリットは
- ノートパソコン込の値段で考えたときに、ノートPC+グラボ+外付けのためのガジェットに10万払うとすれば、10万あればよりいいスペックのゲーミングデスクトップが買える
- (Thunderbolt端子であっても)同じグラボでもデスクトップに繋いだときの性能はノートPCに繋いだときは出ない
グラボ内蔵のゲーミングノートに比べて
メリットは
- 性能に不足を感じればグラボを買い替えてアップグレードすることが出来る(※ただし上限あり)
- 試してみて、スペックに不足を感じれば、GPUを使いまわしてデスクトップ
PCを組むことが出来る
デメリットは
- 同スペックのゲーミングノートPCより高価になる可能性がある
- 事前に動くかどうかかなり調べないとお金を無駄にする可能性がある
- 電源トラブル、思いがけない性能トラブルに悩まされる可能性がある
- (exp gdcの場合)強制的に古いPCを使わざるを得ないので、
それでも外付けGPUをやってみたいなら、Thunderbolt3を使うのが普通
外付けGPUについては、Thunderbolt 3を使う現在の王道構成と、expresscardスロットを使ったexp gdcによる邪道構成があります
Thunderbolt 3で外付けGPU
まずは王道構成から。Thunderbolt 3ってなんぞ? というか、Thunderbolt3だとtype cから充電できていいなあぐらいにしか思ってなかったのですが、GPUとのデータのやりとりが出来るほど高速なんだ、という理解に至ったのが数日前。
まあUSBもどんどん速くなってるけど、早いだけじゃなくていろんなものがやり取りできるようになってるということですな。(電源と映像を同時にとか)
海外ではeGPU (external = 外付け) とかGPU BOXと言われてるようです。まだ海外のほうが情報が多かったりものが安かったりする模様。
日本だと5万ぐらいからでしょうか。
TB3 端子で、GPUが別で買えるもの(GPUも中古にしたいからだ)は300ドル程度のようだ。最安240ドルがあるので3.5万円と考えよう。
中身だが外付けモニターに出せばスペックの8割ほど、内蔵モニターだと6割ほどになる模様(外付けモニターのほうが性能がよくなるというのは覚えておいてもらいたいところ)
外付けGPU BOX レビュー | パソコン工房 NEXMAG
逆算で、最低GTX970レベルのベンチを出したいなら980か1060を差し込むつもりでいた方がよさそうですね。どちらも現状中古は1万4千円ぐらいでしょう。
TB3を挿せるノートパソコンを中古で買うとしたら?
ここまでで4万5000円かかっていますが、あとはCPUスコアがそこそこ高くてTB3に対応しているPCを手に入れればよいわけです。
中古狙いでCPUは交換不可としてスコア7000↑、かつ半額にはならないだろということで定価18万円以下でフィルタリングしてみると
あたり、つまり第8世代core i5搭載モデルが出てきます。
このあたりが5万ぐらいで落ちていたら拾っておくのがよさそうですね。
手元のPCは6万円でこの辺を拾えているからそのぐらいの割引はあると思います。PC工房の土日のセールとか。
第8世代core i5は性能が大変よろしくなっているので、そういう意味でも数年使うなら第7世代じゃなくて第8世代をなんとか手に入れたいところです。
で、結局11万~12万円かかって、CPUスペックはちょい不安あり、というのがリアルなところではないかと思います。
GPU BOXを外せば持ち出せることもできます。新品のゲーミングノートであるideapadは2kgで基本的に持ち出しは不可です。だから、新品の9万に対してプラス1~2万円でモバイル性がとれているので、私からするといいんじゃないかという感じはあります。
exp GDC という怪しい選択肢
さて、ここでやっと本当の本題のEXP GDCパターンの話です。上にも書きましたが、自作をやるぐらいの面倒さは覚悟したほうがよいです(実際そこまでではないが)
EXP GDCとは?
EXP GDCというのは、mini pcieとかexpresscardスロットという、昔のノートの拡張用スロットを使って(相対的に高速なので)、グラボとノートをつなげるというものです。
そういうの無理な人はここでお帰り、もしくはideapadの購入を検討してください。
なんとこれは3500円ぐらいで買えます。aliexpressという中国の、外国人向けのサイト(なのでpaypalで普通に決済できます。)
「そんなの無理、、、」と思う人はプラス1000円かかりますが、普通にamazonで買えるようになりました。)
KKmoon ラップトップ 外部独立型ビデオカードグラフィックスドックV8.0 EXP GDCビースト向けミニPCI-Eバージョン
exp GDCの推奨グラボはaliexpressの商品ページに詳しいですね(500円のやつとか出てくるが、流石にニセモノだと思うので買わないほうがいいです)
GTX650 GTX660 GTX670 GTX750 GTX760 GTX950
GTX960 GTX970 GTX980 GTX1060 GTX1070 GTX1080
GTX1060もGTX980も指せるわけで、並のゲームなら動きそうです(ベンチも6割ぐらいは出るみたい)
グラボがやはり1万4000円として外付けGPU設備がまず2万円を切ります。やったね!
相性問題は本当に激しい(Thinkpad X230が手元にあればとりあえず動く可能性大)
動かしやすいらしいThinkpad x230の報告はたくさんあるが・・・・・・
ThinkPad X230でEXP GDCを使ってGTX1060 6GBを動かす | nozograph
型落ちノートパソコンでVRを動かしてみた - EXP GDC - ITTETO
一番上のページが相性問題に詳しいです。「error code 43 exp gdc」「erro code 12 exp gdc」などで検索するとバッチファイルみたいなのとかが出てくるので、絶対動く鉄板構成以外だとそうやって検索しながらやっていくことになります。
だから本来「たまたま動くようなノートが転がっていた」とか「古いグラボが余ってる」みたいな人以外がトライすべきものではありません。
expresscardってなんだ?
端子はm.2とmini pcieとexpresscardの3種類がaliexpressに売っています。
が、m.2とmini pcieは通常内部の拡張スロットであって、裏蓋の空いたノートPCから紐が出ていてegpuにつながるという大変間抜けなことになります(海外掲示板にlooks very junkyとか書いてあって笑った)。これなら据え置きを組んだ方がいいでしょう・・・・・・
ただ、m.2端子だとtb3より速いみたいな書き込みも見た(まあSSDをつないでる端子なわけですからね)。逆にいえば、expresscardの速度がボトルネックになるわけで、GTX1060ぐらいが上限でそれ以上は性能を使えないという書き込みもかなりありました。
というわけで、普通に外から接続出来るexpresscardのあるPCでなるべくCPU性能のいいものを探そう!となります。
expresscard自体が古い規格なので、お安くなるとも言えるし、お金でなんとかするのが難しく、さらに調査が必要です。
古くてゲーム出来るレベルのPCなんて存在するのか?→第3~4世代i7はすごい
実は存在します。というか昔のi7はすごいんです(今はi5とi7の差より世代間の差の方が大きいですが、昔は2世代ぐらいだったら古くてもi7の方がi5よりハイスペックでした)
ただし、第四世代だの第三世代だののPCを買うとなると、HDD&メモリが少ないことを覚悟しなくてはいけません。4GB足して8GB&SSD500GBにしてプラス1万円ぐらいは準備が必要だろうとは思います。
そもそもゲーム出来るレベルのPCって? →CPUがPassmark7000↑ GPUが3DMarkFS6500↑
一応上が私が目標として設定したベンチマークスコアです。4kでゴリゴリFPSをやるみたいなのは無理だけど、普通のモニターで3Dゲームをやるには必要十分な感じっぽい(エアプです)。
ベンチマークについて
CPUについてはpassmarkを参考にします。GPUについては、3Dmark Fire Strike 1920x1080のグラフィックスコア(FSと略す)を見ます。
3D matkではFire StrikeとTime Spyの2つベンチマークが現役ですが、DirectXのバージョンが違うとのこと(前者がDirextX11、後者がDirextX12)。
今回はとりあえず古い11をベースに考えていきます。なぜなら高度なGPU支援機能を使ったハイエンドゲームをするなら、どっちみち中古ノートで済ませるようなことは不可だからです。
昔からの定番ゲームをちゃんとできる、ってぐらいを目指します。
ここがキモで、昔ながらのゲームはそこまでGPUだよりになれなくて、CPUの性能がなんだかんだ聞いてきます。しかも、さらに古くなると、CPUのシングルスレッド性能が効いてきます。
ゲーミングPCってどの程度なのか?
そもそもゲームをしないから、どの程度のスペックがゲーミングPCの名に値するかを知らないので、いちから調べることに。
ゲーミングPC一般で言っても、https://pc-bto.net/gaming-pc-cpu/ このあたりを見るとCPUスコアが1万付近であればいけそうな感じです。
https://pcgamebto.com/game-spec-chart/ のようなサイトを見ると、実際のゲームではGPUの方はGTX970(FS6555)かGTX1060(FS9000)推奨が多いでですね
GeForce 中古デスクトップパソコン(PC) の通販ならドスパラ中古販売
ドスパラで再生品デスクトップ見ると五万ぐらいで、cpuはスコア7000か8000そこらの旧式で、gpuはgtx1650(FS8664)とか少しいいの載せたほうがゲームできるよねってスタンスのようですね。
VR READYも気になるので調べる
もう1つ、VR READYは公式(VIVEの方)が客観的な指標を出しているのでそれも確認しました。ゲームはあまりしないのですが、VRライブとかは興味があるので。
VIVE™ 日本 | VIVE 対応コンピューター を見ると、CPUはi5 4290以上だからベンチでいうと7240以上、GPUはgtx970推奨なので上のゲーミングPCとほぼ一緒という印象です。
これがCPUの「必須」性能ということですね。
Core i5-4590
PassMark 7246
CINEBENCH R15 シングルコア 144/マルチコア 505
古いPCでかつスコアが7000↑をどうやって探すか?
CPU性能の側から世代を絞ることにすると
CPU性能比較表(ノートパソコン・タブレットPC)【2019年最新版】 | PC自由帳
ノート・モバイル用CPUをベンチマークで性能比較|おすすめPC徹底比較
Core i7 4722HQ 8050
Core i7 4710MQ 7990
Core i7 4700HQ 7720
ちょっと我慢して
Core i7-3740QM
Core i7 3630QM 7600
Core i7 3610QM 7460
このあたりが乗ってて、expresscardがあると最高!という感じかと最初は思ったのですが、古いCPUはシングルコア性能が実は弱いです。シングルのベンチだとi7 36xxあたりはかなり劣ります。3740QMはギリギリのラインか、というか実際使っていますが、ゲームをするにはギリギリのラインを下回ると思います(VR系のデモとか基本全然ダメです。一応動きますけどね)
シングルコア性能についても確認したほうがよいです。ある程度流通量があって候補になりうるのはほぼ以下の3つに絞られると思います。
Core i7-3840QM
Passmark 8989
CINEBENCH R15 シングルコア 139/マルチコア 615
Core i7 4710MQ
PassMark 7985
CINEBENCH R15 シングルコア 125/マルチコア 565
Core i7 4810MQ
PassMark 8813
CINEBENCH R15 シングルコア 137/マルチコア 633
参考 Core i7-3740QM
PassMark 8563
CINEBENCH R15 シングルコア 98/マルチコア 442
→シングルコアが足りなさすぎる
モバイルワークステーション!
ただ、この辺のCPUは普通のノートには乗っていなくて、いわゆるモバイルワークステーションとか言われたばかでかい(なんかテンキーとかまである)ようなやつに乗っていたようなCPUです、
HP zbookやelitebookとかDELL precision(米尼でexp gdcで調べるとこの機種が多い)、LenovoのWシリーズ
中古だと、W541五万円、elitebook4万円 dell e6540四万円といったあたりもあったから、この辺をなんとかもう1万円安く変えないかと頑張って、トータル7万円ぐらいで抑えるというのが一つ。(exp gdcは死ぬほど相性問題があるので、その辺りもよく調べる必要があります。特にモバイルワークステーションは当時なりのグラボ(3D特化でない)ものを積んでいて、そっちをオフにしたりしないと動かないという話が多出)
CPUの換装も検討に入る
さらに追い込んでいくと Core i7 4710MQ は1万円程度なので、CPUが換装出来るモデルを買うというのも一応選択肢に入ると思います。ただし、上の動画のように、内部でなんらかの制限(電源とか)があって、性能を発揮できない可能性もあり、かなり博打になります。事前にスペックアップして動いたよ!という報告があるモデルに限って検討すべきでしょう。
https://amp.reddit.com/r/thinkpad/comments/9u739u/t430_egpu_step_by_step/
T430が割と報告が多いです hd+で二万弱でcpu換装ssd化までで三万五千円ぐらいか。
T440もオクにチラホラ換装品らしきものがあります
ただし、T430も440も上にあげたモバイルワークステーションより一回り小さいです。ということは内部の基板が密になっているということで、排熱の問題なんかが起きる可能性は高くなるだろうと思います。
だから、私だったらたかだか5000円ぐらいの差だったらなんとかして元からメーカーがハイスペックなCPUに対応している機種を入手したいと思う所です
値段の目標を決める
普通にゲーミングノートPCを買うより安く済ませたい
格安ゲーミングノートというか、ビジネスノート+グラボ、みたいな構成のものが10万円以下で売っていたりします。
こっちはlenovoの化け物コスパノートで有名なideapadにGTX1650を積んだものです。新品だとこれが一番スペック的にはいいんじゃないでしょうか。9万円というのも破格ですね。
これは残念ながら1050なのでちょっと足りない(1650搭載モデルは10万円超えてしまいます)。
普通のゲーミングノートの中古は9万円~。これ以下を目指す
では中古では、ということで普通にゲーミングノートを中古で買うと、
■6万円台~ CPUのスコアは7000~9000、GPUはGTX960MでFS4000弱
とすると、ちょっと最安のものは上記のゲームの要求スペックからすると型落ち過ぎて不安があります。(GPU性能が特に。交換できませんから。)
■7万円の後半から GTX1050搭載モデル登場
■9万円付近から 1050ti(FS6696)
が出てくるんで、この辺りでやっと、GTX970推奨ものなら遊べるだろうといったところです。でも、これならideapadのゲーミングモデルを買ったほうがいいですよね?
ゲーミングノートPC自体、あまりコスパがよくないと言われますが(パーツ交換が出来ないのと、デスクトップよりスペック面、コスト面で劣るので)、中古はさらにコスパが悪いことがわかりました。
まとめ
■普通のゲーミングノートの新品 20万円
;Good 絶対ちゃんと動く Bad めっちゃ重い gpu変えられない
■最新のノート(15万円)+TB3 egpu(5万円) 20万円
;Good なしでもちゃんと動く Bad 多分ゲーミングノートほどのGPU性能は望めない
■そこそこ新しいノートPCの中古(7万円)+TB3 egpu(5万円)12万円
;Good 多分軽い。なんだかんだ持ってればちょっと買い足すだけ。FHD、TypeCなど人権もある Bad やっぱりこの値段なら自作した方が感
■素直にゲーミングノートPCの新品を買う→9万円
;Good 動いてるものだから安心 Bad やっぱり重い gpu変えられない
■モバイルワークステーション(5万円)+SSD化とメモリ増量(1万円)+expgdC(2万円)→8万円
;Good GPU飛ばしても家に置く据え置きとしてはそこそこの性能 Bad 多分ここから下は液晶とかしょぼい(交換したらプラス八千円とか)&exp gdcの相性問題に苦しめられそう めっちゃ重い
■並のでかいラップトップ(3万円)+CPU交換(1万円)+SSD化とメモリ増量(1万円)+expgdC&グラボ(2万円)→7万円
;Good ラップトップの入手の値段によってはかなり安くすむ 内蔵gpuがない分多分軽い Bad 本当にCPUが動くのか、動いたとして性能を発揮できるのか疑問 めちゃくちゃ動くまでこぎつけるの大変な割にそれなりにお金かかってる
■自作のデスクトップで最小構成 OR ドスパラの最製品ゲーミングデスクトップ→5~6万円
;Good 安心 徐々にスペックをあげられる Bad でかくて邪魔
満を持して実際の購入へ
実際に買えたものは以下になりました。詳細は上の記事を見てほしいですが
■モバイルワークステーション 3万円 SSD換装5千円 &exp gdc 3000円 グラボ 3万円→合計7万円也
CPUはi7 3740mqでpassmark 8759、グラボはGTX1080を刺して、グラフィックスコアが6078でず。これで価格相応と思うかはあなた次第です(怖い話オチ)
人に聞かれれば、手間など考えて、見合わないスペックであって、ideapadがおすすめという感じはします。私は楽しかったので後悔はしていませんが――
他に中古を買うときに考慮したいこと
・同じ値段なら軽い方がいいが、この際室内で持ち運べれば何でもいいか? 基本2kgは覚悟が必要な気がする
・アダプターの心配をしたくないからtype Cかtype Cと変換できてくれ →クアッドコアとかだとアダプターが180w要求とかに変わってしまうので変換では足りない&&aliexpressには古い充電端子とtype Cを変換するプラグが売っている(が動くのかはわからない→いくつか買ってみたがほぼ動かない)
・画面はFHDはほしい
→第四世代まででワークステーションレベルじゃないのにフルhd対応はほとんどない(ただ、内蔵ディスプレイでegpu使うこと自体ハードル高いからモニターにつなぐ可能性は高い)
・パーツ壊れたら交換で済むと嬉しい(海外メーカーがよろしそう)
・メモリ12gbぐらいはないと辛いので16gbモデルがラインナップされてるのが望ましい
補遺や気づいたこと
こんなすげー事もできるようになるんですな…ネットさえあれば普通のノートでもゲームできるようになるかも
https://ascii.jp/elem/000/001/983/1983929/
https://www.be-stock.com/shop/note.html?cat=264
W5シリーズにthunderbolt端子があるのでなんか動くかも。
関連記事はこちら
実際にやってみた記事はこちらです。ベンチマークも回しています。
exp gdcでノートPCのThinkpad x230とE6530でGTX1650とGTX1080が動いた(3Dmarkのベンチもとりました)【実践編】